こんにちは、TAKADAです。
今日は四万十市中村から愛媛県宇和島市を目指します。
トータルで10日間滞在した高知県ともお別れです。わたし自身、高知県は初来訪でしたが、本当に魅力たっぷり。今回の旅で高知が好きになりました。また別の機会で高知を訪れ、もっとじっくりと旅をしたいと思います。
今回行けなかった四国カルストとか、竜串のある足摺サニーロードにも行ってみたいですね。
▶翌日の記録 【27日目】野福峠を超えろ!宇和島から八幡浜、そして別府へ
◀前日の記録 【25日目】足摺岬へ。路線バスの峠道が鬼畜すぎた件
今後のルートを変更します
まずはじめに、今後のルートを変更したのでお伝えします。
当初の予定では、この後に宇和島→八幡浜→今治まで行き、しまなみ海道から尾道へ。尾道から山陽道を西進して福岡に一度戻る予定でした。
この予定を変更し、この後に宇和島→八幡浜まで行き、八幡浜からフェリーに乗って別府へ。別府から中津、小倉を経由して福岡の自宅に一度戻ります。
今回通らかなったしまなみ海道と山陽道はスケジュールし直して、改めて通る予定です。
なぜルートを変更したのか?
理由は8月末までにどうしても福岡市内の自宅に一度戻らなければならいからです。このペースでしまなみ海道&山陽道経由の道を進むと、8月末までに福岡へ戻ることができないと判断しました。
松山、高松、高知の四国3大都市でそれぞれ3日~4日も滞在したのが響きましたねぇ。でも、何日かに1回は休息日をもうけないと身体がキツイし。。。
そもそも当初の想定に無理があったんだと思います。当初の予定は四国一周&しまなみ海道&山陽道西進を2週間ちょいで完了する予定でしたからwそりゃ無理ぜよ。
全体のスケジュールも変更します
今回、しまなみ海道&山陽道のスケジュールをやり直すことで、全体のスケジュールも変更になると思います。四国一周をしてみてわかったこと。当初の予定は穴だらけだった。。。
今後の全体のルートが決まったら追って連絡します。
→2020.8.29 全体のルートを変更しました。詳細は↓↓
中村から四万十川沿いへ
さて、本日は四万十市中村から国道441号線で四万十川沿いを北上。そのまま愛媛県に入り、途中国道320号線に入り、宇和島市を目指します。
宇和島市の手前までは全体的に上りではあるものの、大きなアップダウンや難所はなく、車通りもあまり多くない、走りやすい道路です。
ホテルを出発し、中村の町中の道路から国道441号線を目指します。
国道441号線に入りました。思っていたよりも車通りが少ない。快適!
今日も猛暑の予報。熱中症にならないようにこまかく休憩を入れます。
ちなみに、中村を出ると愛媛県に入るまでコンビニがありません。その距離およそ30㌖。今日は自販機や途中にある休憩所でこまめに休もうと思っていました。
途中、圧倒的な異彩を放つお店発見。
何だこのお店?変わった風車がいっぱい回ってる。ひょっとして、、、駄菓子屋さん?
そう思ったら「野中サイクル」という看板が。どうやら自転車屋さんのようですね。通る人の誰もが凝視してしまうこの強烈なセンス。まさに異才。
後で調べたら、この風車はペットボトルで作ったもの。店内で販売もしている模様。さらに、店主が「写ルンです」で記念撮影もしてくれるとのこと。
くそぉ、スルーしないで行っとけばよかった!
今日の国道441号線は工事中の車両規制が何度もありました。4、5箇所くらいあったと思います。
川登トンネルまで来ました。長さ207㍍。歩道があるので問題なし。このトンネルを抜けると、国道441号線は四万十川沿いに出ます。
四万十川沿いへ
四万十川沿いに出ると、さっそく高瀬沈下橋があります。
今日はレンタル自転車で四万十川沿いを走っている若者カップルをたくさん見かけました。この時期だから大学生かな?
カップルの脇を通らせてもらい、記念撮影。この橋は車も通るようですね。奥から車が迫っていました。
高瀬沈下橋から見た四万十川。穏やかで雄大で水が綺麗。
「四万十カヌーとキャンプの里かわらっこ」で事件発生…
高瀬沈下橋を越えて数百㍍ほど走ると、「四万十カヌーとキャンプの里かわらっこ」がありました。キャンプ場、カヌー体験、休憩所がセットになった施設です。せっかくだからここで少し休憩することに。
自転車を停めたときに妙な違和感。
あれ?なんか傾きすぎじゃない…??
違和感の後に訪れる既視感。これと同じ光景を以前見た気がする……そうだ!10日くらい前に阿南から宍喰へ向かうときに起こった現象と同じだ!
この後、スタンドが見事に折れ曲がって、自転車を自力で立たせることができなくなりました。そして、高知市内の自転車屋さんでスタンド交換をしたのが1週間前。
わずか1週間でこれですか…。スタンドが折れ曲がるのも時間の問題ですな。
ま、、、後で考えるか。とりあえず休憩します。
中に入ると大きな休憩室があります。この他に売店があり、お寿司やおにぎりなどが売っています。
美味しそうだったので、アジのお寿司を買ってみました。
このお寿司、めちゃくちゃ美味しい!
酢飯は酸味と甘みのバランスが丁度いい塩梅。アジも肉厚があって酢飯に負けてない。しっかりと自己主張してる。やっぱり高知って凄い!
最高のお寿司でお腹もココロも満タンに。幸せな気持ちで出発しようと思った矢先、事件発生!
自転車があり得ない方向に倒れてるーッ!!
スタンドがある側に倒れているということは、、、
はぁ。。。また折れたぁ。
スタンド交換からわずか1週間でこの有り様。1週間ごとにスタンドを交換するのは勿体なさすぎます。それに交換するまで自力で立てないから不便極まりない。
これはスタンドの仕様を根本的に考え直す必要があるようです。福岡の自宅へ戻ったら対策をします。現状では折りたたみのディスプレイスタンドを持参することしか思いつきませんが。
四万十川沿いをひたすら北上
休憩を終えて、再び四万十川沿いを北上します。鵜ノ江トンネルに到達。長さ148㍍。右側に歩道があるので歩道の上を走ります。
勝間沈下橋、まさかの工事中。
四万十川沿いの沈下橋で最も有名な勝間沈下橋。残念至極。わたしと一緒に勝間沈下橋入りしたカップルからも悲鳴があがっていました。
勝間沈下橋を遠目から1枚。橋の上を走りたかったなぁ。
勝間沈下橋で意気消沈気味でしたが、再びテンションアゲアゲ。四万十川を横目に見ながら走るのは最高に気持ちいですね。
四万十川は本当に美しいです。川がきれいなだけでなく、周囲の大自然、のどかで穏やかな雰囲気。このすべてが美しい。今度高知に来たらこの道をもう一度走りたい。そしてカヌーで川下りもしたい。
四万十川沿いの国道441号線。夏場は午前中に走るとすごく快適ですね。
なぜなら道路の東側に山があるから。
午前中は東側から日が差し込みます。つまり、夏の強い日差しを東側の山が遮ってくれるので、午前中はずっと日陰の中を走ることができるのです。
私は午前中に四万十川沿いの道路を走り切ったので、快適かつ体力も消耗せずにすみました。
車通りも少なくアップダウンも少ないこの道路。サイクリングには最高の道路だと思います。
ただし、注意したいのが一つだけ。
四万十川の奥の方まで進むと、道幅が狭く、道がクネクネ曲がり、見通しの悪い道路が続く場所があります。ここだけは対向する車に注意ですね。まぁ車通りは少ないですけど。
四万十楽舎。廃校になった旧西土佐村立中半小学校の校舎を利用した文化研修施設。宿泊もすることができます。
網代トンネル。長さ1908㍍。右側に歩道があります。このトンネルを抜けると、楽しかった四万十川ともお別れです。あぁ、寂しい。
さらば高知。ついに愛媛県入り
四万十川から広見川が分岐する場所にある「道の駅 よって西土佐」。時刻は午前11時50分。ちょうどいい時間帯なのでここで昼食をとることに。カレーライスを食べたのですが、写真を撮り忘れました。
道の駅からさらに441号線を進むと、高知と愛媛の県境が。いよいよ愛媛県に入ります。
さらば、愛しの高知。県跨ぎがこれほど寂しく思えたのは初めてです。高知には絶対にまた来たい。
自転車道を示すブルーライン。これを見ると愛媛県に入ったんだなぁと実感します。
少し寄り道して訪れたJR松丸駅。
この駅には足湯と温泉施設があります。今日は暑いし、汗だくの私がここに入るのも申し訳なかったので入りませんでしたが、秋冬に来たらぜひ入ってみたいですね。
宇和島市へ
鬼北町にある「道の駅 広見森の三角ぼうし」。ここには赤鬼像があります。可愛いタッチで描かれた赤鬼像は見たことがありますが、強そうな赤鬼像を見たのは初めてです。
ちなみに、「鬼北町」は「鬼が来た町」という意味なのかな?
「道の駅 広見森の三角ぼうし」前から国道320号線に入ります。この後はしばらく続く上り坂。意外と長いですよ。
上り坂の後は下り坂がずっと続きます。そのまま宇和島市街までずっとずっと下り坂です。
宇和島の町が見えてきました。周りが山に囲まれた海沿いの町、宇和島市。町の景色もなんとなく八幡浜に似ていますね。
宇和島市街に入りました。なかなか栄えてます。
和霊公園内にある和霊神社。立派な神社です。
和霊公園内には蒸気機関車も展示されていました。蒸気機関車「C12 259」製造元は日立と書かれています。日立製作所が新幹線や電車を製造していることは知っていましたが、かつて蒸気機関車も製造していたことは知りませんでした。
本日の宿「宇和島オリエンタルホテル」
本日の宿「宇和島オリエンタルホテル」です。1Fにローソンが併設されているので便利。
本日のお部屋です。このホテルは自転車のお部屋持ち込みOKでした。良かった!スタンドが折れ曲がっているから、外置きだと置く場所を探すのに大変なのです。
夕食は「食処 富屋」の宇和島鯛めし
松山市内で宇和島鯛めしを食べたことがあるけれど、宇和島では食べたことがありませんでした。そもそも宇和島は今回が初来訪です。
せっかく宇和島に来たのだから、”本場の宇和島鯛めし”を食べようと思います。やって来たのはホテルから徒歩数分の「食処 富屋」。本格的な宇和島鯛めしが食べられるお店。評判も上々です。
注文したのは鯛めし定食。
おぉ本格的。生卵をかき混ぜて、鯛と薬味を入れてご飯にかけます。鯛がプリップリッ。だし汁も旨し。あっという間に完食です。
実はまだ夕方4時過ぎ。お腹が空いていたから食べに来ましたが、ちと早すぎました。まぁ、夜にお腹が空いたら軽い物でも食べればいいか。
それなのに夜もガッツリ。そうめん、餃子、鶏天で。スーパーの惣菜が割引になってたので、ラッキー!と思ってつい買いすぎてしまいました。
いけませんなぁ。せめて炭水化物は抜いとかないと。自転車で日本一周しているのに旅前より太るなんて笑えませんねぇ。
このまま寝るのは豚街道まっしぐら。気休めに夜の宇和島ひさいやロードをしばし散歩しました。
明日は八幡浜に向かいます。宇和島⇔八幡浜間には「法華津峠」と呼ばれる難所があります。もしかしたら四国最後にして最大の難関になるかもしれません。
今日は明日に備えて早く寝ます。
それではまた明日。
- 本日の走行距離:70.7km
- トータル走行距離:1231.6km
トータル走行距離にフェリーは含めず。
- 本日の費用計:10,006円
食費:5,706円
宿泊費:3,800円
衣類・洗濯費:500円 - トータル費用計:279,523円
食費:120,614円
宿泊費:130,279円
交通費:14,080円
衣類・洗濯費:7,900円
日用品・医薬品費:1,265円
遊興費:410円
自転車関連費:2,680円
雑費:2,295円
コメント
こんにちは。自転車日本一周記事楽しく読ましていただいています。
自転車のスタンドの件ですが、荷物満載の自転車の場合、一本足のスタンドではどうしても重さに負けて曲がってしまいます。
自転車日本一周勢では、センターダブルレッグスタンドという2本足のスタンドがよく使われています。電動アシスト自転車の場合、ユニットがあるので取り付けられるかどうかが微妙なところですが。
https://m-keta.com/post-10790/
荷物満載の自転車の場合、スタンドを使って駐輪するのではなく、壁や柵などに立てかけるのが良いと思います。コンビニでも観光地でも駐車場の隅の方なら、意外と立てかけられるところがありますよ!
こんにちは、アドバイスありがとうございます!
「47歳の地図」のketa-Gさんだったんですね!日本一周のルートとか、ブログの書き方とか、かなり参考にさせていただいていました!
センターダブルレッグスタンド、良いですね!これなら片方だけに重心がかからないので安定しそうですね。確かに電動アシスト自転車に取り付けられるのか?というと微妙ですね。福岡に帰ったら自転車屋さんに聞いてみます。
コンビニで自転車を立てかけるコツを覚えてきたのですが、keta-Gさんのブログに書かれていた通り、記念撮影のときにスタンドがないと不便なんですよねぇ。
第一候補がセンターダブルレッグスタンドで、ダメだったら、ちょっと考えてみます!