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【27日目】野福峠を越える!宇和島から八幡浜、そして別府へ(2020.8.25)

野福峠 自転車旅

こんにちは、TAKADAです。

今日は宇和島を出発し、八幡浜へ向かいます。そして、フェリーに乗って別府まで到着します。本日が四国一周編の最終日。

8月2日に四国上陸してからおよそ1ヶ月弱。振り返ればあっという間でした。魅力に溢れ、旅人に優しい四国。私が想像してたよりずっとずっと良い所でした。

日本一周の最初のステージを四国一周にして、本当に良かったと思っています。

▶翌日の記録 【28日目】別府から中津へ。雨、雨、雨

◀前日の記録 【26日目】宇和島へ。最高の四万十川沿いライド

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宇和島を出発

朝食

さて、本日は宇和島市を出発し、国道56号線を北上。宇和島市吉田町から国道378号線に入り、野福峠を越えて西予市まで到達。

西予市からは県道30号&25号経由で八幡浜市を目指します。最後に八幡浜港からフェリーに乗って、目的地である別府に到着します。

宇和島城前

まずは宇和島城前で記念撮影。これで現存12天守の4つ目まで達成しました。

  1. 弘前城(青森県)
  2. 松本城(長野県)
  3. 丸岡城(福井県)
  4. 犬山城(愛知県)
  5. 彦根城(滋賀県)
  6. 姫路城(兵庫県)
  7. 松江城(島根県)
  8. 備中松山城(岡山県)
  9. 【済】丸亀城(香川県)
  10. 【済】伊予松山城(愛媛県)
  11. 【済】宇和島城(愛媛県)
  12. 【済】高知城(高知県)
宇和島市

現在の時刻は午前10時。気温は33度。今日もかなり暑い。8月末にしてまだまだ真夏の気温ですね。

毎年、真夏になると「暑いから早く涼しくなってほしい」と思うけど、真冬になると真夏の暑さが恋しく感じられるのは私だけでしょうか?結局、春と秋が一番快適なんですかね。

宇和島市高串

宇和島市から国道56号線を北上すると、山肌にみかん畑が見えるようになってきました。これぞ愛媛県の風景。柑橘類の収穫量日本一は伊達じゃない。

宇和島市吉田町

さらに進むと海が見えてきました。この海は愛媛県と大分県の間にある豊後水道です。

国道56号線から国道378号線に入る

国道56号線と国道378号線の分岐点

国道56号線から国道378号線が分岐する地点まで来ました。ここが大きな分かれ道となります。

法華津峠と野福峠

このまま56号線を直進すれば、「法華津峠」経由で上宇和まで出ます。378号線に入れば、「野福峠」経由で上宇和まで出ます。

日本一周チャリダーの諸先輩方の多くは、国道56号線を直進し、「法華津峠」経由で上宇和まで入ります。理由はそれが最短ルートで最も合理的だからです。

ただし、私にとっては難易度が高い法華津峠。その特徴を簡単にまとめました↓↓

国道56号線から法華津峠を進むルートの特徴
  1. 連続10本の歩道なしトンネルが続く。
  2. 法華津峠はすべて緩やかな上り坂。
  3. 10本目の法華津ずい道というトンネルは1,320メートルの歩道なしトンネル。
  4. 法華津ずい道は道幅も狭く路側帯も狭い。トンネル内も上り坂。
  5. 車通りが多く、トラックの交通量も多い。
  6. 四国一周のルートで最大級の難所と言われている。
  7. 宇和島から上宇和まで約21㌖(最短ルート)。

私が通るにはちと厳しいかなぁと。

次に国道378号線から野福峠に入る道の特徴をまとめました↓↓

国道378号線から野福峠に入るルートの特徴
  1. 野福峠は連続6㌖のやや急勾配な上り坂が続く峠道。
  2. 車通りが少なく、トラックはほとんど通らない。
  3. 峠の最後に野福トンネルがある。
  4. 野福トンネルは長さ868㍍。狭い歩道があるが自転車が通れる広さではない。道幅はやや広い。トンネル内はゆるい上り坂。
  5. 宇和島から上宇和まで約33㌖(国道56号線ルートの1.5倍の距離)

法華津峠と野福峠を比較した結果、私は野福峠を選びました。

理由は大きく2つ。

1つ目は野福峠のほうが車(特にトラック)の交通量が少ないこと。2つ目は野福トンネルのほうが長さが短い(約450㍍短い)こと。

上宇和までの距離は1.5倍に増え、野福峠の峠道は少しキツイけれど、トンネルの難易度は野福トンネルの方が圧倒的に低い。トンネル恐怖症の私としては野福峠を選択せざるを得なかったのです。

というか、どうにかして法華津峠を回避できる道はないのか?必死で探した結果、野福峠という結論に至ったのが実情です。

国道378号線,宇和島市吉田町

伊予吉田の分岐点から国道378号線に入り、しばらく進むと海沿いの道に出ます。車の交通量が少なく、走りやすい道路です。

国道378号線,宇和島市吉田町

海の水もなかなかキレイ。向かいの山にはみかん畑が続いています。この前の道を海沿いに進むと野福峠に到着します。

深浦トンネル

野福峠入り前にトンネルを2本通過します。1本目は深浦トンネル。距離も短く、右側にかなり広い歩道があります。

俵津玉津トンネル

2本目は俵津玉津トンネル。長さ697㍍。こちらも右側に広い歩道があります。車道と同じくらいの広さでした。

野福峠から野福トンネルへ

野福峠

海沿いの道をひたすら進むと野福峠が見えてきました。

目の前の山には、まるでサーキットのようにウネウネ曲がり続ける上り坂が続いています。いろは坂よりすごいかも。

野福峠

野福峠の入り口です。JAの建物の右側から入っていきます。野福峠に入る前に、自販機でお茶を買って少し休憩。身体と精神が整ったところで突撃!

野福峠

野福峠に入りました。

野福峠

急カーブの上り坂を上っていきます。

この時、峠沿いのみかん畑で農作業をしていたおばちゃんから「頑張れー!」というエールを頂きました。気合入るぜ!ありがとうございます!

野福峠

あっという間に高いところまで上ってきました。

野福峠

道路が何段にも連なって見える壮観な景色。

野福峠

前を見ると山の上部に道路が見えます。まだまだ上ります。

野福峠

さらに高い場所まで来ました。ちょっと怖い。高所恐怖症にはツラい景色。

野福峠

上っていて気づいたのですが、坂は思ったよりも緩やかですね。

後でRide with GPSを見たら、3%~5%程度の傾斜が続いていました。最後に7%の傾斜がありましたが、短いです。

2週間前に小豆島で上った寒霞渓ブルーラインの方がキツい上り坂ですね。

寒霞渓ブルーラインは6%~8%の上り坂が10㌖以上続きますので。

野福峠

野福峠も最終盤。いよいよ野福トンネルが近づいてきます。

野福トンネル

ついに野福トンネルまで来ました。長さ868㍍。狭い歩道があるけれど、自転車が走れるような広さではない。事前の情報通りです。

野福トンネル

野福トンネルの直前に待避所があります。ここでテールライトの点灯確認、My反射タスキの装着をします。

なんと、この待避所で嬉しい誤算が。

この待避所、展望台みたいになっており、下の道路が見えます。つまり、下から車が上がってきているか否かの状況を確認できるのです。

待避所から下の状況をCheckし、車通りが完全に切れたところでGO!

野福トンネル

野福トンネルを通過した後の写真です。

結局、私がトンネル走行中に後ろから車が来たのは1台のみでした。道路の幅が比較的広く、トンネル内の交通量も少ないので、後ろから車が来ても普通に走っていれば問題なかったとは思います。

ただ、私は念の為、車が来たときに自転車を停止し、自分は歩道の上に立って、車が通過するのを待ちました。

野福トンネルで少し怖いと思った点が1つ。

トンネルの最初の200メートルくらいは左カーブになっています。左カーブということは、前方の見通しが悪いということです。そのため、車が完全に切れた状態でトンネルに入り、車が来る前に左カーブを走りきってしまうのが得策だと思いました。

法華津ずい道

野福トンネルを越えると、国道56号線に合流します。右に見えるのは法華津ずい道。この最恐トンネルを回避できて良かった!

西予市から八幡浜市へ

西予市,56号線

西予市に入りました。この後は国道56号線を進み、途中県道30号線→県道25号線を通って八幡浜市に入ります。

国道56号線から県道30号線へ

県道30号線の分岐点まで来ました。三瓶方面に左折します。

県道30号線,西予市

県道30号線は田園風景が広がる田舎道。車通りも少ないので、本当に気持ちいい。何気にこういう道が一番好きかも。

わら・マンモスアート

有名な「わら・マンモスアート」が見えてきました。

わら・マンモスアート

わら・マンモスアート前まで近づける道路があったので、目の前まで行ってパシャリ。

笠置トンネル

県道25号線に入ると2本トンネルを通過します。1本目が笠置トンネル。長さ1,157㍍。右側に大きな歩道があります。2本目の釜倉トンネルも大きな歩道があるので問題ありません。

トンネルを抜けたら八幡浜入りまでの最終段階。ずっとずっと続く下り坂の道をひたすら走ります。

県道25号線

下り坂が続くので気持ちいいですが、道は狭く車通りもそれなりにあるので、走りやすいわけではありません。

八幡浜市街

八幡浜市街に入りました。8月初旬に訪れた八幡浜。懐かしい気持ちになります。

昼食は八幡浜ちゃんぽんの有名店「ロンドン」で

わたくし、実は八幡浜ちゃんぽんの存在をまったく知りませんでした。前回の八幡浜来訪の後に、八幡浜ちゃんぽんの存在を教えてもらったので、八幡浜に戻ってきたら絶対に食べたいと思っていました。

ということで、八幡浜ちゃんぽんの有名店「ロンドン」で少し遅めの昼食をとりたいと思います。このお店は八幡浜ちゃんぽん御三家の一つになっているようですね。

ロンドン,ちゃんぽん

注文したのはちゃんぽん。

いやぁ、このちゃんぽん、めちゃくちゃ美味しかった!あっさりスープにたっぷり野菜。そして中太ストレート麺に黄金色のスープ。味はタンメンに近い。

個人的には長崎ちゃんぽんより、八幡浜ちゃんぽんの方が好みですね。あっさりしているから、飽きがこない。

女性店員さんも明るくて気さくな方。港町の方は気さくな人が多い印象ですね。わたしは港町のオープンな雰囲気、大好きです。

八幡浜港からフェリーで別府港へ

なるべく早く福岡の自宅に帰らなければならない都合上、今日中に別府まで渡りたいと思います。次の別府港行きのフェリーは夕方5時25分発。

出発まで2時間ほどあったので、隣にある道の駅で軽食を食べたり、コーヒーを飲んだりして待ちました。

名残惜しいですが、四国ともお別れです。

これまで四国は松山以外に来たことがありませんでした。実際自転車で走ってみて、四国は本当に良いところだなぁと実感しています。

今回行けなかった場所もたくさんあります。また、次の機会でいろんな所に行ってみたいですね。特に、高知、四万十、八幡浜が個人的なお気に入り。次はもっと時間をかけて旅をしたいと思います。

みかんジュース

フェリー内で愛媛のみかんジュースを1本。抜群に美味しい。

別府港

別府港に到着しました。時刻は夜の8時30分。真っ暗です。

別府タワー

約1ヶ月ぶりに見た別府の通天閣、別府タワー。

それにしても、別府は栄えてますねぇ。チェーン店のレストランやショップもたくさんあります。チェーン店がこれだけ進出しているということは、そこにニーズとマーケットがあるから。ここまで栄えている温泉街って他にあるのかな?私の肌感覚では熱海よりもずっと賑やかですね。

本日の宿「ホテルエール」

ホテルエール

本日の宿「ホテルエール」です。別府タワーから徒歩数分の場所にあります。

ホテルエール

本日のお部屋です。お部屋に自転車持ち込みOK!助かります。そして部屋がめちゃくちゃ広い。

夕食はホテル近くのジョリーパスタで。ジョリパスがある温泉街って、なんか凄い。

たまごプリン

四国一周編はこれにて終了になります。この後は福岡市の自宅までの帰路。明日はできれば行橋市、少なくとも中津市まで行きたいですね。

それではまた明日。

走行距離
  • 本日の走行距離:149.9km
     うちフェリー乗船距離:90.4km
     実質走行距離:59.5km
  • トータル走行距離:1,291.1km
     トータル走行距離にフェリーは含めず。
費用
  • 本日の費用計:14,206円
     食費:5,171円
     宿泊費:4,485円
     交通費:4,550円
  • トータル費用計:293,729円
     食費:125,785円
     宿泊費:134,764円
     交通費:18,630円
     衣類・洗濯費:7,900円
     日用品・医薬品費:1,265円
     遊興費:410円
     自転車関連費:2,680円
     雑費:2,295円

▶翌日の記録 【28日目】別府から中津へ。雨、雨、雨

◀前日の記録 【26日目】宇和島へ。最高の四万十川沿いライド

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