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【4日目】大分市から愛媛の八幡浜へ。想定外の佐田岬メロディライン走行(2020.8.2)

佐田岬メロディライン 自転車旅

こんにちは、TAKADAです。

今日は大分県大分市を出発し、佐賀関港からフェリーに乗って四国に上陸。愛媛県の八幡浜を目指します。

やっと四国に上陸します。

今までの九州移動は四国にたどり着くまでのプロローグみたいなもの。私の旅は四国一周から始まりますので、四国に上陸してやっと本当のスタートとなります。

今日は早めに八幡浜に到着して、これまでの九州移動の疲れを解消させたいと思っていました。

当初のわたしの想定では、大分市→佐賀関港までが20㌔程度。八幡浜港→宿泊ホテルまでが数百㍍。自転車走行距離が少ないから楽だろうと。


これは私の完全なる勘違いでした。

佐賀関港を出発したフェリーは八幡浜港ではなく、三崎港に到着します。三崎港は四国最西端の地である佐田岬の近くにある港です。


三崎港から八幡浜港まで40㌔程度自転車で走らなければなりませんでした。すぐ早合点する私の悪いクセが出てしまったようです。

▶翌日の記録 【5日目】八幡浜から松山へ。絶景の夕やけこやけラインと下灘駅

◀前日の記録 【3日目】中津市から大分市へ。熱中症で死にかけた日

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ホテルで朝食を食べてスタート

さて、宿泊先のア・スエヒロホテルの朝食。和と洋を選ぶスタイルだったので、和朝食をチョイス。豪華というわけではありませんが、お魚、ウインナー、卵、漬物、ひじき煮、味噌汁。なかなかバランスの取れた朝食でした。

その後、そそくさと準備をして出発です。大分市街から海沿いの道をまっすぐ行けば佐賀関港です。

大分臨海工業地帯

乙津川から大分臨海工業地帯をバックに記念撮影。大分に工業地帯があることを初めて知りました。この歳になってもまだまだ知らないことだらけ。勉強になります。

アイスクリーム

今日も昨日と変わらず炎天下。数キロ走ったところで早くもコンビニ休憩。昨日、熱中症になった反省を活かし、真夏の間はこまめに休憩をとるようにします。

十分な休憩をとったら再び出発。

国道197号の坂

国道197号から海へと続く坂道。函館の八幡坂に似てる?と思って写真を撮りましたが、後で見比べたら全然違いました(笑)

大分,太平

大分市街を抜けると海水浴場や漁港があるエリアに入っていきます。

さがのせきサイクリングロード

佐賀関港まであと数キロのところで「さがのせきサイクリングロード」を発見。佐賀関港まで続く自転車専用道です。

「ここで自転車道とは!気が利くやん、大分市さん!」


ピクニック気分でサイクリングロードを進みましたが、わずか数百メートル先に「工事中により全面通行止め」の看板が…。けっきょく、普通の道路を走ることに。。。

佐賀関港に到着

佐賀関港

佐賀関港に到着です。昼の12時ころに到着しましたが、次の13時発の便は二輪車が満車。その次の14時発の便に乗ることに。

出発まで2時間ほど待つことになりました。

時間があるので佐賀関港で昼食を食べることに。2Fにあるレストランへ行きます。

佐賀関港のレストラン,券売機

レストランの券売機です。おすすめメニューはしらす丼、ブリカツ丼、とり天、チキン南蛮、とり天カレーと書いてあったので、しらす丼を食べたいと思っていましたが、すべて売り切れ。

昼の12時半で店のおすすめメニューがすべて売り切れって。。。

仕方なくかき揚げうどんとおにぎり1個を購入。

佐賀関港,昼食

出発まで時間があったので、ゆっくりと昼食を頂きました。

四道九四フェリーに乗船

佐賀関港,フェリー

いよいよフェリーの出港時間が近づいてきました。20分前に乗車開始です。

四道九四フェリー,一般席

こちらは四道九四フェリーの一般席です。わたしはここに座りました。日曜日ですが、割と空いていましたね。

この他に、座敷タイプの一般席、眺めの良い展望席、個室があります。展望席と個室は追加料金を払えば乗ることができます。

こちらはデッキです。中型のフェリーなのでそこまで大きなデッキではありませんが、海がばっちり見えます。

フェリー

船が出港しました。我が九州の地ともしばしのお別れです。

到着まで1時間ほどあるので座席に戻ります。

Google Mapで佐賀関港から八幡浜港への航路を確認しました。佐賀関港から佐田岬の脇を通り、日本一細長い佐田岬半島を通過して、そのまま八幡浜港に………

つかない!!

ここでようやくこのフェリーの到着地が三崎港であることに気がつきました。事の顛末は冒頭にお話した通りです。

もう一度佐賀関港まで戻って、八幡浜港行きのフェリー乗り場がある港まで行くことも考えましたが、、、

疲れてるけど、頑張って佐田岬半島を走ろうと決意しました。

佐田岬

佐田岬が見えてきました。もうすぐ三崎港に到着です。

佐田岬半島の道路を調べたら、アップダウンが多くトンネルも多いので、初心者チャリダーには難しいと書いてありました。気分はゲンナリ。

でも走ると決めたので、少しづつテンションを上げなければ。

三崎港に到着

四道九四フェリー,車両

三崎港に到着です。フェリーの車両置場から、車→バイク→自転車の順番で降ります。ちなみに自転車乗りは私だけでした。

はなはな,三崎港

三崎港向かいにある「しらすパーク」前で記念撮影。この時、すでに15時20分。暗くなる19時前には宿に到着したいので、残念ながらしらすパークに立ち寄る時間はありません。

三崎港

最西端の佐田岬も行きたかったのですが、三崎港から片道20㌔、往復40㌔になります。三崎港から宿まで40㌔あるので、合計80㌔。

今から80㌔走るのは時間的にも体力的にもかなり厳しい。四国を一周するので、この地にはもう一度来ます。その時に立ち寄ることにします。

佐田岬メロディラインへ

佐田岬メロディライン

佐田岬メロディラインに入りました。

「なぜメロディラインという名前なの?」と思って走っていましたが、その答えがわかりました。タイヤと道路がこすれる音が音楽のように聞こえるからですね。メロディー道路工法という技術を使っているようです。

最初はどこかで音楽でも演奏しているのだろうか?と思っていましたが、車が通過するたびに音楽が聞こえたので、「なるほど、だからメロディラインという名前なのか」と理解しました。

佐田岬メロディライン,トンネル

佐田岬メロディラインは本当にトンネルが多いですね。何本通過したのか忘れました。

一応、トンネル内に歩道がありますが、歩道は狭く、ところどころ濡れているので滑りやすいし、中は暗いし。車はそれなりに走っているし。初心者には怖い道ですね。


なんとかこのトンネルを回避する道はないだろうか?

そう思って途中で止まり、Google Mapを見ていたら、メロディラインから抜けて海沿いを走る一般道を発見。


裏道発見じゃ!よっしゃ!!トンネル回避したろ!!!

メロディラインから外れて一般道へ

メロディラインから一般道へ入りました。

メロディラインは標高の高い場所を走っているので、海沿いの道まではずっと下り坂です。眺めも良いし、下り坂で楽だし、この時の気分は最高でした。

伊方町,大久

砂浜が見えてきました。

あそこまで降りて、海岸沿いの道をずっと進めば八幡浜港か…と思っていたのですが、大きな大きな間違いでした。


砂浜があったのは一部だけで、その先はずっと山です。つまり、いま下ってきた分だけまた上らなければならない。。。

Google Mapには標高の記載がないので、海沿いの道であることしかわからない。私はてっきり湘南のような穏やかな海岸線を優雅に走るイメージでしたが、実際は海沿いにある崖の峠道をひたすら登ったり下ったりする道でした。

伊方町,大久

伊方町の大久という集落です。山の下にポツンとある海岸沿いの集落。ここで暮らす人は車がなければ生きていけないだろうなぁ。

伊方町,大久

集落の先にある峠道です。

この写真だと峠感は伝わらないと思いますが、道幅は狭く、クネクネと道が曲がり、草木が生い茂った暗い峠道です。ガードレールのない断崖絶壁のようになっている場所もありました。


しかも、上り坂が超絶きつい。

電動アシスト自転車のフルパワーでなんとかゆっくり上れるくらいです。普通の自転車なら押して歩かなければ進めないレベル。

山の多い場所で国道から外れるのはリスク高いですね。初心者は素直に国道を走ったほうがいいと思いました。あんな峠道、初心者には無理。


「こんな鬼畜な道をずっと進んでいたら肉体も精神も崩壊する。」

そう思った私はGoogle Mapでメロディラインに戻れる道を模索。なんとか戻れる道を発見しました。

戻り道では尋常じゃない上り坂の峠道が1㌔ほど続きましたが、メロディラインに戻りたい一心で上りきりました。

佐田岬メロディラインへ帰還

メロディライン

やっとメロディラインに戻ってきました。

しっかり整備されている道路がこんなにも愛しく見えたのは初めてです。嫌だったトンネルさえも可愛く思えました。

メロディライン

メロディラインに戻ってからは、下り坂が続きます。何度か上り坂がありましたが、下り坂の方が圧倒的に多く、走りやすかったですね。

道の駅瀬戸農業公園

途中にあった「道の駅瀬戸農業公園」で一休み。峠道でかなり体力を消耗したので、甘いドリンクとお菓子を食べました。

この道の駅はメロディラインの中間点あたりにあります。まだ半分もあるの?と思いながら、しばしの休息を満喫します。

メロディライン,八幡浜市

道の駅を出発してからは黙々と走り続け、トンネルをくぐり続け、やっと八幡浜市に入ってきました。ここまで来ればもうすぐです。

八幡浜市

八幡浜市の町が見えてきました。目的地まであと少し。

最後の最後に長ーい上り坂とトンネルがありましたが、やっと目的の八幡浜港に着きました。

八幡浜市の港町。わたしの想像よりも栄えていました。

本日の宿「ハーバープラザホテル」

ハーバプラザホテル

本日の宿「ハーバープラザホテル」に到着です。

このホテルは「サイクリストに優しい宿」と銘打っており、自転車をホテルの中で保管してくれるとのこと。私の自転車はフロント脇のロビーで保管してくれました。ありがとうございます!

ハーバプラザホテル

今日のお部屋です。

シングルルームの料金で予約しましたが、空きがあるのでダブルルームに無料でグレードアップして頂きました。ラッキー!

到着時刻は19時すぎ。今日1日で体力的にも精神的にもクタクタだったので、近くにあるお店で夕食を済まそうと思います。

夕食で訪れた「どさん子」が最高だった

どさん子

ホテルの近くをフラフラと歩いていたら、いい感じのお店発見。八幡浜で札幌ラーメンとはこれまた乙です。

お店に入ると人当たりのよい優しそうなおばちゃんが出迎えてくれました。高齢だと思われますが、なんだか若々しいです。

最初、カウンターに座ったのですが、「広いからこっちのほうが良いよ」とテーブル席に案内してくれました。優しい!

最初は味噌ラーメンを頼もうと思いましたが、ラーメンはこの旅でしこたま食べる予定なので、ラーメン道楽が始まるまではなるべくラーメンを控えたいのが本音。

この店の名物が「黒焼き飯」と書いてあったので、今日は焼き飯にしよう!

黒焼き飯,餃子,どさん子

注文したのは黒焼き飯と餃子。確かに黒めの焼き飯です。


おばちゃんが「焼き飯にソースを少しかけると美味しいよ」と言ったので、ソースをさっとかけます。

うん!旨い!!


焼き飯も餃子も濃い味ではなく、優しい味です。家庭的な味といえばいいのかな。パンチが効いているわけではないけれど、どこか懐かしくてホッとするような、そんな味でした。手作りで愛情のこもった味です。


後でこの店を調べたら評価が高い!創業45年で老夫婦が営む老舗ラーメン店。焼き飯だけでなく、ラーメンも旨いと好評。北海道の人がこのラーメンを食べて「懐かしい」と思える味とのことです。


おばちゃんの人柄も素晴らしい!


近年、飲食店はネットで事前に調べて訪れるのが普通になりましたが、まったく調べないで行ったお店が素晴らしいと本当に嬉しくなりますね。


ネットで調べてから行くとそれなりに満足はしますが、事前知識も期待値も上がっているので、「大当たりを引いた!」という気分にはならないのです。自分の直感でお店を選ぶほうが当たり外れ含めて楽しめるのではないか?と最近思っている次第です。

コンビニのショートケーキ

今日は本当に本当に疲れました。デザートが食べたいと思い、コンビニでカップ型のショートケーキを購入。少し贅沢な気分でひとりホテルで食べました。

肉体的にも精神的にも参った1日。今日は早く寝ます。

それではまた明日。

走行距離
  • 本日の走行距離:100.1km
     フェリー乗船距離:30km
     実質走行距離:70.1km
  • トータル走行距離:263.6km
     トータル走行距離にフェリーは含めず。
費用
  • 本日の費用計:10,423円
     食費:4,261円
     宿泊費:4,562円
     交通費:1,600円
  • トータル費用計:37,616円
     食費:16,129円
     宿泊費:16,887円
     交通費:1,600円
     衣類・洗濯費:1,200円
     雑費:1,800円

▶翌日の記録 【5日目】八幡浜から松山へ。絶景の夕やけこやけラインと下灘駅

◀前日の記録 【3日目】中津市から大分市へ。熱中症で死にかけた日

コメント

  1. 山中 より:

    別府に住んでいました。懐かしい