こんにちは、TAKADAです。
今日は中津市を出て、大分市を目指します。途中、豊後高田市の昭和の町に少しだけ寄り道しようと思っています。
▶翌日の記録 【4日目】大分市から愛媛の八幡浜市へ。フェリーの行き先、間違える
◀前日 の記録【2日目】飯塚市から中津市へ。筑後鳥尾トンネルで恐怖を覚えた日
朝食を食べてスタート
今朝の朝食です。スーパーホテルの朝食はバイキングだったのですが、新型コロナの影響で、お弁当を自分の部屋で食べる形式に変わっていました。それでも、品数豊富でなかなかボリューム満点な朝食です。
わたしは必ず朝食を食べるタイプ。食べないと力が出ないし、頭も働きません。
朝食を食べたらチェックアウト。今日は自身初の90㌔超えライドになるので、少し気合が入っていました。
中津駅前にある福沢諭吉像で記念撮影。福沢諭吉様に好かれるようにしっかりと手を合わせておきました(笑)。
中津市街の北側にある県道23号線をひたすら東に進み、豊後高田市の昭和の町を目指しました。広い道路で走りやすかったです。
ずっとこんな道路だといいのになぁと思っていましたが、しばらくしたら片側1車線で路側帯の狭い道路になってしまいました。
昭和の町までは田んぼや畑が続く田園地帯。ときどき工場があるくらいです。特筆するような何かはありませんでしたが、見渡す限り田んぼの中をひとり走るのも気持ちいいものですよ。
ずっと走り続けてようやく豊後高田市に入りました。ここまで来たら昭和の町までもうすぐです。
閑散としていた「昭和の町」
昭和の町到着です。
実は昭和の町は2回めの来訪です。2017年に映画「坂道のアポロン」を撮影していた際にたまたま訪れていました。
知念侑李、小松菜奈、中川大志、ディーンフジオカなど有名芸能人が撮影していることもあり、ギャラリーもたくさんいてすごく活気がありました。
その時と比べて、今日はすごく閑散としていました。土曜日の正午なのにこの静けさ。観光客と思われる人物は私だけでした。商店街にある風鈴のチリリーンという音が鳴り響いていて、それはそれで風情があったのですが、寂しいなぁと。
やっぱり新型コロナウィルスの再流行で、自粛ムードがまた強くなっているんだと思います。
死ぬ可能性のあるウイルスが流行し、ワクチンはまだ開発されていない。だから流行を抑えるために外出などを自粛をする。
確かにその通りだと思います。しかし、国民が自粛をした結果、地方の観光地、飲食店、お土産店などは客が激減し、窮地に陥ります。このままだとお店がやっていけなくて経済的に困窮する人が激増するはずです。
新型コロナウィルスの死亡数と経済的に困窮したことで死亡する数を比べたら…。
これ以上は言いません。
ただ、わたしは今回の新型コロナウィルスは結果的にインフルエンザより怖くないウィルスだと思っています。そのため、「流行を抑えるための必要な対策をしながら、経済を回すことを優先する」考えを支持しています。
「喫茶 去」で昼食
そんな事を考えていたらお腹が空いてきたので昼食へ。訪れたのは昭和の町の出会いの里内にある「喫茶 去」。
数々の有名芸能人が訪れた写真が店頭に飾ってあります。人気は名物のメンチカツ定食ですが、何だかカレーライスが食べたくなったので、牛タンカレーを注文。
お味は…まぁ普通かな。。。
でも、女将さんがすごく気さくな方で、自転車日本一周のことについていろいろ話しました。最後に「怪我とコロナには気をつけて頑張ってください!」とエールを頂きました。頑張ろう!
昼食を食べ終わったらすでに13時が過ぎていました。目的地の大分市までまだ60㌔くらい。この後は少し急がなければと思い、自転車を漕ぎ始めました。
昭和の町から少し内陸に進み、国道10号に合流。ひたすら直進して大分市を目指します。
国道10号線から山の写真を1枚。何の変哲もない山に見えますが、よく見ると山肌に「USA」の文字が。
最初、なぜにアメリカ?と思いましたが、「USA」→「ウサ」→「宇佐」ということなんですね。確かにここは宇佐市です。九州の方はシャレの効いた発想をする人が多いように感じます。九州を好きになった理由の一つです。
この先を進むと本格的に山に入っていきます。峠道ではないけれど、200~300㍍ほど上ります。この時が14時少し前くらい。暑さもピークを迎えていました。
熱中症…
実はこの後、熱中症になりかけて死ぬ思いをしました。写真を撮る余裕がなかったのでですが、自分への戒めのために事の経緯をまとめておきます。
- 始まりは「自転車を漕ぐのが重く感じた」こと
- 普段の倍くらい重く感じてなかなか前に進まない感覚。まるで誰かを背負っているみたいで苦しい。息が上がる
- 次第に身体が異常に熱くなっていく感覚になる。車がオーバーヒートしたような感じ
- 次第に目がチカチカし始め、視野も狭くなっていく感じがした
- 思考力もなくなっていった
- これは危ないと思い、たまたま目の前にあったホームセンターに自転車を止めた
- 自転車から降りたら足がフラフラで目眩がして倒れそうになった
- とにかく「水、水、水…」と水のことしか考えられなかった
- なんとか自販機までたどり着き、財布にあった小銭をありったけ入れる
- 500㍉の水を1本。一気に飲み干す
- 足りなくて500㍉の麦茶を1本。一気に飲み干す
- それでもまだ足りなくて、500㍉のアクエリアスを購入し、何回かに分けて飲み干す
- 少し具合が良くなったが身体の暑さが抜けない
- ホームセンターの中に入ってみたが冷房が効いていなかった
- ホームセンターの店舗前の日陰で30分ほど座り込んで休む
- 次第に身体の暑さが抜けて、体調も良くなり、思考力も戻ってきた
いやぁ、本当に危なかったです。目の前にたまたまホームセンターがあって、本当にラッキーでした。
もし何もない場所だったら、そのまま倒れて死んでいたかもしれません。
いつもスタートする時に水とスポーツドリンクを1本ずつ買って自転車に乗せているのですが、今日は山に登る前にほとんど飲み終わってしまっていました。飲み物がなくなった時点で補充しておくべきでしたね。
真夏の暑さの中、山の上りは本当に危ないです。次からは、正午から午後3時までの間に山上りがある場合、進むのを控えようと思います。暑い時間帯をずらして山に入ります。
体力が回復したので再び走り始めました。上りと下りを交互に繰り返しながら先に進みます。上の写真の奥に観覧車が見えます。ハーモニーランドの観覧車です。
長かった山道も終わり、市街地が見えてきました。山道を走った後に市街地を見るとホッとします。
ここからは別府湾沿いに走れば大分市まで到着です。平坦な道なのでかなり楽でした。
別府湾が見えてきました。視界がひらける開放感と潮風。最高です。
別府市へ突入
ついに別府市に入りました。別府は大学生以来の来訪です。
いろいろ見て回りたいのですが、別府の観光と散策は旅の後半、九州一周編で行う予定です。そのため、今回はスルーします。
別府の通天閣、別府タワー。存在感ありました。
最高のサイクリングロード「別大国道」
別府市と大分市を結ぶ別大国道。
この通りは最高でしたね。海沿いを走る爽快感、最高の眺め、道が広くて自転車道も整備されているから走りやすい。自転車道と歩道にはほとんど誰もいないので本当に快適でした。
まだ3日目ですが、今まで通った道で一番良かったです。これは熱盛!
別大国道沿いにあった田ノ浦ビーチで記念撮影。人工のビーチのようですが、この辺りでは人気があり、午後5時半過ぎでも多くの観光客がいました。
大分市街に入りました。午後6時を過ぎているのにまだ明るい。
ここまで来たら本日の宿までもう少し。大分市に着いた安堵感で今日の疲れが一気に出て、大分市街は超ノロノロ運転で進みました。
本日の宿「ア・スエヒロホテル」
本日の宿は「ア・スエヒロホテル」。楽天トラベルで口コミが良かったのでここにしました。
普通のビジネスホテルですが、ホテルマンの方の対応が素晴らしく、自転車はフロントから見える場所に置かせてもらいました。感謝です。
部屋は普通のシングルルームです。過去2日で宿泊したホテルの中では一番部屋が広かったですね。
大分名物・豚ニラの名店「王府」へ
夕食はホテルの近くにあった中華料理店「王府」。
夜の9時頃でも店内はほぼ満席。すごい人気だなぁと思って調べたら、大分名物「豚ニラ」の超有名店でした。
イチオシの豚ニラ定食に餃子を追加。この豚ニラ、絶品でしたね。醤油ベースの甘辛タレとニラキャベツの相性が最高!ご飯が進む!
味はしっかり目なのに、くどさがない。何度でも食べたくなる味です。この王府さんも過去3日間で最高のグルメでした。あっという間に完食。ごちそうさまでした!
食後のデザートはコンビニで買った杏仁豆腐。夕食が中華料理だったので杏仁豆腐にしときました。
今日は初の90㌔超えライドと熱中症になったことでクタクタ。早めに寝たいと思います。
ではまた明日。
- 本日の走行距離:93.9km
- トータル走行距離:193.5km
- 本日の費用計:11,317円
食費:5,477円
宿泊費:5,540円
衣類・洗濯費:300円 - トータル費用計:27,193円
食費:11,868円
宿泊費:12,325円
衣類・洗濯費:1,200円
雑費:1,800円
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