こんにちは、TAKADAです。
今日は八幡浜市を出発し、絶景で有名な国道378号「夕やけこやけライン」を通り、松山市へ向かいます。
今日の懸念点は前半に通過するトンネル3本。
このトンネルさえ無事に超えられれば、夕やけこやけラインを楽しむだけの1日になると思っていました。
◀前日の記録 【4日目】大分市から八幡浜市へ。想定外だった佐多岬メロディライン
ホテル朝食でエネルギーチャージ
朝食会場はハーバプラザホテル9Fの展望レストラン。八幡浜港を一望できる素晴らしい景色でした。
朝食は和か洋が選べたので和をチョイス。御膳みたいでなかなか品のある朝食でした。個人的にはかまぼこと味噌汁が好みの味でしたね。
朝食を食べ終わり、一息ついたら出発です。
これまではチェックアウト時間ギリギリの10時か11時までホテルに滞在してから出発していました。そうすると、すでに気温が30度近くになっていて、暑い時間帯を長く走らなければなりません。
真夏の期間は早い時間に出発して、比較的涼しく走れる時間帯を長くしようと思っていました。
ということで、今日は9時過ぎに出発です。
昨日、降りるはずで降りられなかった八幡浜港をバックに記念撮影。
→【4日目】八幡浜港に降りるつもりが、行き先が三崎港だった件
別の角度からもう一枚。八幡浜港は陸・海・山が隣接しているので、ほんとに風光明媚な場所ですね。今度はじっくり周りたい。
八幡浜市街を抜ける直前、市立八幡浜総合病院の屋上にドクターヘリが。
ドラマ「コード・ブルー」の映像で見たことはありましたが、実物を初めて見ました。カッコいい。
なんか得した気分で国道378号に入ります。
本日の難所・3つのトンネル
瞽女(ごぜか)トンネル
378号線を少し進み、本日1本目のトンネル・瞽女(ごぜが)トンネルまで来ました。
入り口の縁の部分まで植物に覆われているので、大きな山にぽっかり口が空いたようです。「天空の城ラピュタ」に出てきそう。
トンネルの距離は約2㌔。かなり長いですね。
このトンネルには自転車が余裕で走れる大きな歩道がありました。歩道を走ったので問題ありませんが、ほんとに長く感じました。なかなか出口が見えてこないのです。
さらに、トンネル内のライトが足りていないのか、真っ暗になる部分が数百㍍おきにあります。真っ暗になる間は自転車のライトか車のライトだけが頼り。暗くなる間は少しだけ恐さを感じました。
喜木津トンネル(本日最大の難所)
2つ目の喜木津トンネルです。このトンネルが本日最大の難関になりました。
左右の歩道は自転車が走れるほどの広さがありません。
無理やり歩道を通ることもできそうでしたが、狭いのでバランスを崩して転倒しそう。もう車道を通るしかありません。
距離は数百㍍。トンネル内のライトも少ないので暗い。車通りを考えると、間違いなくトンネル通過中に車がきます。
どうしたらいいのか?
トンネルの手前で数分間悩みました。考えた末、進む事を決断。
自転車のテールライト、リュックサックに取り付けたテールライト、ハンドルのアヒルライト、自転車の前方を照らすライトがしっかりと点灯している事を確認して、Go!
→【参考】私がトンネル対策で装着した3つのライトを紹介します
勇猛果敢にトンネルに入ったと思いきや、実はトンネル手前で姑息な作戦を思いついたのです。
その姑息な作戦とは、
- 車が後方から来なくなったタイミングでトンネルに入る。
- 車が来ない間は車道を走る。
- すぐに停車できるようにゆっくり走る。
- 車がトンネル内に入ってきたら即座に自転車を停車する。
- 自分は狭い歩道の上に立って、自転車を歩道ギリギリまで寄せる。
- 車が通過してくれるのを待つ。
- 車が通過したら再び自転車に乗って走り出す。
これを5回くらい繰り返してようやくトンネルを抜けることができました。
ロードバイクに乗っている方はこうしたトンネルでも臆せず、車道をしっかりと走りますが、わたしには無理でした。
慣れれば平気になるものなのか?技術の問題か?
今のわたしには想像ができません。
ちなみに、3つ目の磯崎トンネルは距離も短く、歩道も広さがあったので、歩道を走り難なくクリアしています。
絶景の「夕やけこやけライン」
本日の難所は無事クリア。楽しみにしていた「夕やけこやけライン」に入りました。
ここから30㌔ほど続く海岸線沿いの道路は、国内屈指と言われるほど有名です。この景色と開放感は噂に違わぬ素晴らしさでした。
こんな感じの道路がずっとずっと続きます。素晴らしい!
海岸線に沈む美しい夕日を見られることから、「夕やけこやけライン」という名前がつきました。今度は夕方に来てみたいですね。
海の透明度もなかなかのものです。こういうのをコバルトブルーというのか?エメラルドグリーンというのか?よくわかりませんが、とにかく綺麗です。
岩の上にポツンとそそり立つ鳥居。網かけ岩という名前のようですね。
ちなみに、昼食は夕やけこやけラインの途中で通った大洲市のコンビニでサンドイッチ2つ。コンビニ前の日陰でササッと立ち食いして出発しました。
岩の上で釣りをしている方を見かけました。
写真だとわかりにくいですが、かなり足場が悪いです。ほぼ絶壁に近い岩のちょっとした出っ張りの上に立ってます。高さも結構ありますよ。ちょっと足を滑らせたら数㍍下の海に落っこちます。
怖くないのかな?
海の男は逞しい。高所恐怖症のわたしには絶対にマネできない芸当です。
下灘駅に到着
有名な下灘駅に到着しました。
まるで海の目の前にあるよう抜群のロケーションが秀逸で、青春18きっぷのポスターに採用されたり、テレビCMやドラマの撮影地としてもよく登場しています。
最近だと、キムタク主演のドラマ『HERO』や、藤原竜也主演のドラマ『リバース』のロケ地になりました。
わたしが到着した時は他にも観光客がたくさんいて、ゆっくり写真を撮ることができませんでした。この写真は観光客がベンチを離れたわずか数秒の間に、なんとか撮ることができた”なけなしの1枚”です。
楽しかった夕やけこやけラインも終点に近づいてきました。
この後に続く山を越えれば、伊予市や松山市がある平野になります。ちなみに、夕やけこやけラインの直後に登る山は、長い上り坂でした。
伊予市から松山市へ
伊予市に到着しました。ここからは平野。アップダウンのない平らな国道を道なりに進めば松山市に到着します。
住宅街が続く平坦な道は安心感がありますが、面白みには欠けますね。かと言って、アップダウンの激しい山道は体力が消耗するし、トンネルの恐怖もあります。
初心者にちょうどいい、バランスの取れた道はないものか?まぁ、今日通った夕やけこやけラインとか、2日前に通った別大国道みたいな海沿いの道が一番良いのかもしれません。
→【3日目】中津市から大分市へ。別大国道は最高のサイクリングロードだった!
伊予鉄道郡中線の終点・郡中港駅まで来ました。少しづつ都会になっていきます。
重信川にかかる出合大橋を通過。ここまで来ると松山市街が見えてきます。目的地まであと少し。
松山市街に入りました。やっぱり松山は都会ですね。1年ぶりの来訪ですが、もちろん自転車で来るのは初めてです。
本日の宿「ホテルマイステイズ松山」
本日の宿「ホテルマイステイズ松山」に到着です。
旧ホテルJALシティということもあり、外観も内装も立派。フロントの方や係員の方の対応もしっかりしていました。ホテルマンとして専門的な訓練を受けている事がわかるプロの接客。素晴らしいです。
自転車の駐輪場が裏手にありましたが、「盗難防止のため、フロント脇に保管いたします!」と言って頂き、自転車をホテルに保管してもらいました。
本日のお部屋です。広い!綺麗!快適!
さすがシティホテルです。これはぐっすり眠れそう。
松山城も見える!Go To キャンペーンに感謝!
夕食はホテル内レストラン「ラ・テラッツァ」
夕食はホテルに併設されているイタリアンレストラン「ラ・テラッツァ」で済ませることに。本当は松山ご当地グルメが食べられるお店まで繰り出したいのですが、これまでの疲労が抜けていないのか、疲れてしまって動く元気がありませんでした。
どこかで1日休息しないと体力的にダメですな、こりゃ。
ホテルマイステイズ松山宿泊者専用のおまかせセットを注文。メニューを見て考えるのも億劫なほど疲れ果てていました。
上の写真は前菜。
みかんブリのカルパッチョ、いよかんソーセージ、愛媛県産しらすのブルスケッタ。どれも愛媛県にちなんだ食材が使われています。
わたしのお気に入りはみかんブリのカルパッチョ。
みかんブリと上に乗ったレモンが混ざり合い、口の中で爽やかな風味が広がります。ソースとの相性も◎。
主食は伊予鯛ととびっ子の和風パスタ。とびっ子特有のプチプチ感が堪りません。見た目も鮮やか!
最後にコンビニで買ったヨーグルトを部屋でいただきます。今回の旅ではレストランではあえてデザートを頼まず、ひとり部屋で食べたいと思っています。
今日あったことを思い返しながら、ひとり食べるのが落ち着くのです。
またまた今日もぐったり。よく眠れそうです。
それでは、また明日。
- 本日の走行距離:69km
- トータル走行距離:332.6km
トータル走行距離にフェリーは含めず。
- 本日の費用計:11,936円
食費:4,174円
宿泊費:6,195円
衣類・洗濯費:800円
日用品・医薬品費(シーブリーズ購入):767円 - トータル費用計:49,552円
食費:20,303円
宿泊費:23,082円
交通費:1,600円
衣類・洗濯費:2,000円
日用品・医薬品費:767円
雑費:1,800円
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