こんにちは、TAKADAです。
今日は2日間滞在した松山市を出発。途中今治市に立ち寄り、目的地の西条市へ向かいたいと思います。
◀前日の記録 【7日目】松山市内、大街道と銀天街をぶらり歩き
朝食でエネルギーチャージ
本日も朝食からスタートです。
ホテルマイステイズ松山の朝食は3食目になりますが、1食目は洋食、2食目は和食でしたが、3食目も和食を選びました。
自転車旅をする日はご飯を食べたほうが、エネルギーチャージできるような気がするからです。
メニュー構成は昨日と一緒でしたが、煮物の具材とグレープフルーツの色が僅かに変わっていました。まったく同じメニューにしないところにホテルのこだわりを感じますね。
今日も鯛めしが大変美味しゅうございました。
堀の内公園前から出発
2日ぶりの自転車旅のスタートです。ホテルの向かいにある堀の内公園内で記念撮影。気合が入ります。
時刻は午前9時半頃でしたが、すでに気温31度。今日は35度近くまで気温が上がる予定なので、こまめに休憩をとって熱中症にならないようにしたいと思います。
松山市内で感じたのが、自転車道が至るところに整備されていること。これは凄いと思いました。
私が住む福岡市は自転車道の整備がほとんどされていません。これまでわたしが訪れた街も松山市ほど整備されていませんでした。ここまで整備されている都市は他にないんじゃないかな?
そして、特筆すべきは自転車乗りのヘルメット装着率の高さ。
松山市内では、学生はもちろん、若者や会社員、高齢者の方もヘルメットをつけて自転車で走っている姿を何度も目撃しました。
これも他の都市では見られない光景です。他の都市では、学生が校則で仕方なく?ヘルメットを付けているくらいですからね。
松山市は自転車リテラシーの高い、自転車先進都市なのかも。
さて、今日のルートは松山市内を出て、国道196号線を北上。高縄半島の西側を海沿いに走り、今治市まで出ます。そこから、高縄半島の東側を南下し、西条市を目指すルートです。
恐怖のトンネルもなし。山のアップダウンもほとんどないので、ゆる~く走る1日になると思います。
高縄半島西側の海沿い道路は絶景だった
松山市街を抜けてしばらく走ると、海沿いに出てきました。
いやー、この通りも夕やけこやけラインと同じくらい、美しい景色でしたね。
→【5日目】八幡浜から松山へ。絶景の夕やけこやけラインを走行
こんな感じの海沿いの道路が10㌔ほど続きました。夕やけこやけラインが30㌔なので、それに比べたら少し短い。
それでも、景色は抜群!ロードバイクで走っている方もたくさん見かけました。
松山市大浦にある風早長浜海岸。ヤシの実がリゾート感を演出しています。
今治市へ突入
美しい海に酔いしれていたら、いつの間にか今治市に突入。
今治市と言えば、サイクリストの聖地「しまなみ海道」があります。しかし、今回はしまなみ海道は通過しません。まずは四国をぐるっと一周し、その後に通る予定です。
本日、唯一のトンネル。
名前は砥鹿山(とがやま)トンネル。長さ59㍍。これくらいなら私でも楽々通れます。一応、後続の車が切れたタイミングを見計らい、全速力で駆け抜けましたが。
砥鹿山トンネルを抜けてすぐの場所にある田之尻漁港。小さな漁港ですが、こういう場所をみると、漁師の暮らしとはどんなものなのだろう?と想像を膨らませてしまいます。
自分は東京で生まれ育っているので、漁師が身近な存在ではないのです。
海岸で見かけた鳥の群れ。渡り鳥かな?
途中で太陽石油四国事業所の石油工場を発見。
間近で見るとなかなかの迫力です。こういう工場を見ると「ファイナルファンタジー」を思い出しますね。
上り坂ではギアを軽くすることをすっかり忘れていた
この周辺はゆるやかな上り坂だったのですが、ここで私が初歩的な事を忘れていたことが発覚。
それは、
「上り坂で自転車のギアを軽くするのを忘れていた」
ことです。
わたしの自転車は7段ギアなのですが、普段は6段ギアで走っています。通常、自転車は道の状況に合わせてギアを変えていくのがセオリーですが、わたしはギアを全く変えずにずっと走っていました。上り坂でも下り坂でも走り始めもずっと同じ6段。
小学生でも知っている基本中の基本ですが、知らなかったわけではないのです。すっかり忘れていたんだと思います。
実はこの旅が始まってから、ずっとおかしいと思ってたんですよ。
電動アシスト自転車のはずなのに、なぜ坂道が苦しいんだろうと。荷物が重いからなのか?これなら電動アシスト自転車にした意味がないやん……と。
その理由が今日判明しました。
坂道でギアを軽くしていなかったからです。私の電動アシスト自転車は荷物を載せてない状態ならギアが重いままでもスイスイと坂を登っていきます。
しかし、今回は日本一周旅。それなりの重量の荷物を載せています。この状態でギアが重いまま坂道を登っていたから辛かったのです。
今日、ギアを軽くして坂道を上ったら、スイスイと坂道を上っていきました。この走りこそ、私が期待していた電動アシスト自転車による坂道のソレです。
これでもう多少の坂ならまったく恐れることはありません。私が求めていた旅のスタイルにようやく近づきました。
時刻は12時半過ぎ。かなり熱くなってきたのでコンビニでひと休憩。
わたしはコンビニのイートインコーナーがあまり好きではなく、これまでほとんど使ってきませんでした。
しかし、今回の旅ではフル活用させてもらってます。ここで暑い身体をクールダウンすることができるので、すごく助かっています。
リフレッシュしたら何だかお腹が空いてきちゃいました。ここらで昼食にしたいと思います。
昼食はCoCo壱番屋のカレーライス
入ったのはココイチ。注文したのはクリームコロッケカレーにチーズトッピング+たまごサラダ。
私は昔からココイチが好きで、月に1回は必ずココイチのカレーを食べています。そして、10年ほど前からこの「クリームコロッケカレーにチーズトッピング+たまごサラダ」しか食べていません。
昔はいろいろなメニューを試していましたが、10年ほど前にこの組み合わせが私にとってのベストと判断してました。それ以来、ココイチではこの組み合わせしか食べていません。
席に座ってメニューも一切見ないで、いきなりこれを注文します。
ドラマ『Nのために』のロケ地「ボヌール ブッソールさざなみ(3373)」へ
私が入ったココイチは今治城の近くにありました。このまま進めばすぐに今治城でしたが、あえて逆の方向に進みます。
わたしはどうしても一度行ってみたいところがあったのです。
そう、ドラマ『Nのために』のロケ地となった「ボヌール ブッソール3373」です。
『Nのために』は超有名作家・湊かなえの小説を原作に、榮倉奈々、窪田正孝、賀来賢人らが出演した2014年放送の秋ドラマ。
ストーリーが面白いだけでなく、ロケーション選定や映像描写がとくに秀逸で、6年経過した今でも、最高のドラマの一つに挙げる人が数多くいる伝説的作品です。
ちなみに、榮倉奈々と賀来賢人はこのドラマで知り合ったことがきっかけで、その後結婚しています。
そんな『Nのために』で重要なロケ地となった「ボヌール ブッソール3373」は今治市にあるのです。
ココイチから自転車を走らせること10分。見えてきましたボヌールブッソール3373の看板です。奥に見えるのはしまなみ海道。そう、この景色です。
この建物だ!やった!!とりあえず記念撮影!!!
この勢いでお店に入っていきます。昼食を食べたばかりですが、何ならまた昼食を食べたろと。Nのためには別腹やと。
鼻息荒くして一気に店舗の入り口まで上ってきました!
ん…あれ?なんか様子が変だぞ…やけに閑散としているような……
定休日ーーー!!!
店舗入口を背景に記念撮影。そのまま帰路につきました。。。
今治港→今治城→西条市へ
泣く泣く帰路についている途中、今治港がありました。
今治港から出港するフェリーはしまなみ海道の島々や、とびしま街道の島々に向かっているようですね。
今治港の建物。曲線を描いた形状がオシャレ。
今治港前の新町商店街。レトロで雰囲気のある商店街です。
今治城に着きました。
今治城は伊予半国20万石の藤堂高虎が江戸時代初期に築いた平城。明治維新後に内堀と石垣以外は取り壊されましたが、1980年代に再建されたお城です。
サッと眺めて先に進みます。
その後は平坦な国道をひたすら進み、目的地の宿へと向かいます。この辺りの国道196号は車通りが多くて走りづらかったですね。とくにトラックが多い。
ずっと同じ国道を走っているのも退屈なので、一般道へはずれてみたりもします。
とくに何もない道路ですが、こういう道を走るのが一番楽しいですね。
そういえば、自転車日本一周をしようと思った時に、自分の頭の中で想像していた道路は、国道でも観光地でもなく、こういう何にもない普通の田舎道だったんだ…ということを、この時思い出しました。
のんびり走っているうちに西条市の加茂川を通過。目的地の伊予西条まであと少し。
本日の宿「西条アーバンホテル」
目的地に到着です。本日の宿は「西条アーバンホテル」。伊予西条駅前にあります。
自転車をホテルの駐輪場に停めようとしていたら、ホテルの女性の方が来て、「フロント内の方が安全ですよ」と言ってくださり、今回もフロント内で預かって頂きました。ありがとうございます!
本日のお部屋です。
普通のシングルルームですが、清潔感があっていいですね。とくに机が横に長いのと電源が多いのが気に入りました。
夕食は「麺処 大田屋」の肉味噌ラーメン
今日はラーメン食べたいなと思っていました。この辺りで評判の良いラーメン屋をCheck。そしたら、「麺処 大田屋」が良さそうだなと。
ということで、ホテルから10分ほど歩いて向かいました。
うん、いい感じの外観です。入りやすいです。
外観をパッと見て、なんとなく入りやすいお店だなと思う場合と、何となく入りづらいお店だなと思う2パターンががあります。
入りやすい、入りにくいの違いは何か?自分の中でいまだ解明していませんが、大田屋さんが入りやすかったことだけは確かです。
店内はなかなかの混み具合。カウンター席とテーブル席があったのですが、テーブル席はほぼ満席。カウンター席には空きがあったのでカウンター席に座りました。さすが高評価のお店です。
お店は若夫婦で切り盛りされている様子。真面目で誠実そうな夫と、気が利いてしっかりしてそうな奥さん。若くして自分のお店をもって頑張っている姿を見ると、応援したくなりますね。
このご時世で飲食店を経営するのは本当に本当に大変だと思いますが、同じ自営業として個人の飲食店を営む方にはただただ頭が下がるばかりです。
注文したのは肉味噌ラーメン大盛りに煮卵トッピング。
このお店の一番人気はカレーラーメンのようですが、お昼にココイチのカレーを食べたので、2食続けてカレーはないだろうと思い、肉味噌ラーメンにしました。
麺はツルツルの中太ストレート麺。濃厚な肉味噌スープとよく合います。味噌ラーメンの定番であるもやしと挽き肉の具材も美味しかったですね。とくに挽き肉の味付けが良かった。
単品で頼めるチャーシューも高評価だったので、チャーシューも追加で2枚注文。トロットロッで柔らかい絶品チャーシュー。甘辛タレもGood Job!
またたく間に完食となりましたが、食後に嬉しいサプライズが。
食後のデザートでプリンが無料でついてくるんです。
しかもこのプリン、激ウマです!甘さ控えめの大人の味。香ばしくてちょいビターなカラメルソースも最高!
最後はホテルで低糖ヨーグルト。ラーメン屋さんでデザート食べたから、なるべく甘くないものにしときました。あんまり甘いの食べすぎると、太っちゃいますからね。。。
それではまた明日。
- 本日の走行距離:89.2km
- トータル走行距離:421.8km
- 本日の費用計:8,522円
食費:4,162円
宿泊費:4,060円
衣類・洗濯費:300円 - トータル費用計:81,475円
食費:34,351円
宿泊費:39,432円
交通費:2,440円
衣類・洗濯費:2,300円
日用品・医薬品費:767円
雑費:2,185円
コメント
いつも楽しく読ませていただいてます。元日本一周自転車乗りです。
ギアの変速についてですが、特定のギアを使い続けるとギア板がすり減ってしまい、歯飛びを起こすことになります。同じギアばかり使わずに、なるだけ勾配にあわせてギアをこまめに切り替えるのがオススメです!
あと、もう通り過ぎてしまいましたが、八幡浜にはご当地ちゃんぽんがあります。長崎、彦根(近江)とあわせて、オススメのちゃんぽんです。ルート的にまた戻るようなので、機会があればぜひ。
日本一周楽しんでください!
けたじぃさん、こんばんは。
アドバイス、ありがとうございます!
そうなんですね…自転車のためにも同じギアを使わない方がいいのですね。勉強になります。
八幡浜、もう一度行きますよ!八幡浜のご当地ちゃんぽん、知らなかったです。これは行かねば!