こんにちは、TAKADAです。
本日は4日間滞在した高知市内を出発。国道56号線を西へ進み、四万十町を目指します。途中、四国最大の難所と呼ばれる焼坂トンネルと七子峠を通過しました。
◀前日の記録 【20日目】電車で須崎へ。鍋焼きラーメン2軒はしご
高知市から須崎市へ
本日の出発は午前10時。
高知城駅前をバックに記念撮影。すでに気温34度。危険な暑さになっているのでこまめに休憩を取りながら進んでいきたいと思います。
高知市内を56号線沿いに進むと、本日1本目のトンネルです。名前は荒倉トンネル。長さは539㍍ありますが、十分な広さの歩道があるので難なく進みます。
トンネル内も明るくて綺麗ですね。築浅かな?
トンネルを抜けると高知市春野町に。少しずつ山あいの道になっていきます。
早くも土佐市に入りました。
今日は暑いですが、風が強いので、無風よりは暑さを感じずに進むことができます。神風Nice!
途中通過した仁淀川。川の水がかなり綺麗です。四万十川はもっと綺麗なんだろうなぁ。
土佐市から須崎市へ向かう道は基本的に山道。緩やかな上り坂が続いたり、下り坂が続いたりと、アップダウンを繰り返しながら進んでいきます。
本日2本目のトンネル、新名古屋トンネルに到達。長さ378㍍ですがこちらも歩道あり。
須崎市に入りました。日差しが強くかなり暑くなってきましたが、全体的には快調ですね。
3本目のトンネルに到着。名前は吾桑トンネル。右側に大きな歩道があるので、歩道を通って進んでいきます。
須崎の市街地へ突入。
高知-須崎間で30㌔ほどなので、今日進む距離のおよそ半分くらいまで来ました。しかし、今日の難所は須崎市以降。ここからが本番です。
須崎市内のガストで昼食&2時間休憩
ということで、難所入りする前に昼食にし、体制を整えたいと思います。
須崎市内を進むとガスト発見!
ファミレスは何気にありがたいのです。それぞれの席が独立していて、席のスペースが広い。疲れた身体をゆっくり休めるのに最適な空間です。ドリンク飲み放題なのも嬉しいかも。
数年ぶりとなるガスト来店。いつの間にかタッチパネル形式の注文方法に変わっていました。このガスト、各席に電源コンセントがついています。スマホを充電したり、PC作業を気兼ねなくできるのは嬉しい!
注文したのは日替わり定食。ハンバーグと白身フライのシンプルなセットです。今日はコンビニ休憩時におにぎりを食べていたので、日替わり定食くらいのボリュームで十分お腹いっぱいになります。
このガスト、かなり空いているので落ち着きますね。
せっかくだから最も暑い午後1時-3時の時間帯をここで過ごすことにしました。最も暑い時間帯に難所越えはツライので。
須崎-久礼間、国道56号線最大の難所・焼坂トンネルへ
ガストに滞在すること2時間。時刻は午後3時。暑さのピークは過ぎたので出発します。
須崎の市街地を走る県道388号線から国道56号線に出る際に通る須崎トンネル。歩道がなく路側帯も狭いトンネルですが、脇に歩行者と自転車用のトンネルがありました。
ありがたくこの歩道トンネルを通過します。市街地の近くはこうしたトンネルが多いですよね。全部のトンネルにこれ作ってもらいたい。
難所に入る前、最後のコンビニで休憩をとります。ここは有名な「ローソン須崎かわうその里店」。須崎市のゆるきゃら”しんじょう君”が天井にドトーンっと立ってます。まるで旅人にエールを送っているよう。
このコンビニ前で郵便局の配達員の方としばし談笑。最後に頑張って!とエールを頂きました。ありがとうございます。
休憩後、コンビニで各装備の確認をします。そして、My反射タスキを装着。
わたしはトンネル対策として、テールライト2つ、手元を照らすハンドルアヒルライト1つを用意してきました。
これに加えて反射タスキを買っておいたのです。
ちなみに、焼坂トンネル前には蛍光タスキが用意されているようですが、My反射タスキがあればその他の危険なトンネルでも使えますね。
準備が整ったのでいざ出陣!
新庄川橋を渡ると、国道56号線のバイパス入口があります。バイパスを越えたら、いよいよ難所に入っていきます。
旧国道の56号線に入りました。
事前の情報では、56号バイパスが無料のため、ほとんどの車はバイパスに入って、この旧国道を通らない。そのため、焼坂トンネルのある旧国道56号線の車通りはほとんどないとの事でした。
でも、そこそこ車走っていましたよ。トラックもそれなりに…。
確かにバイパス入口前に比べて車通りは減りました。しかし、「ほとんど通らない」ではなく、「車通りが減った」という表現の方が的を得ているのではないか?と思いました。たまたま今日だけ多かったのかな??
車そこそこ走ってるなぁ…と思っている間に本日5本目のトンネルへ。名前は角谷トンネル。長さは420㍍。歩道なしのトンネルです。
このトンネルは路側帯の幅がそれなりに広く、車が後ろから来てもそこまで恐怖を感じませんでした。トラックが来たら怖かったかな。
角谷トンネルを抜けると一瞬だけ海が見える場所を通過します。なかなか美しい景勝地。本来ならばこの美しい景色を堪能しながら優雅に走り抜けたいところでしたが、このときは焼坂トンネルのことで頭が一杯。そんな余裕はありませんでした。
次のトンネルが安和トンネル。長さは245㍍。このトンネルも歩道がありませんが、路側帯が広かったため、余裕をもって通過することができました。
そして、ついにやってきました焼坂トンネル。
四国一周のルートで一番危険なトンネルと言われている最恐トンネルです。長さは966㍍。歩道はなく路側帯もかなり狭い。車道の幅も狭い。
このトンネルの危険性が周知されているのか、事前の情報通り、入口手前に反射タスキがありました。
走ってみてわかったのですが、このトンネル、中がかなり濡れています。路側帯の端の方は水や泥が溜まっていて、滑りやすくて危険。路側帯だけでなく道路が全体的に濡れていました。これだけ炎天下が続いて雨も降っていないのに濡れているということは、年中濡れているのだろうと。
しかも、車が走っていないとトンネル内はかなり暗い。滑って転ぶのが一番危ないので、スピードを出せません。ゆっくりゆっくりと走っていきます。
焼坂トンネルを抜けた後の写真です。車が通らないとかなり暗いのがわかると思います。
結局、わたしが焼坂トンネルを走行している間、普通自動車が3台、トラックが1台通過していきました。
トンネル内で後ろから車が来た時、どうしたのか?
私は自転車を止めました。自転車を止めて端に寄って、車が通り抜けるまで待ちました。とにかく足元が悪いので、無理して走って転んだらアウト。そうならないようにゆっくり走って、後ろから車が来たら自転車を止める。車に下駄を預けて通り抜けるのを待つ。通り抜けたら走り出す。これの繰り返しでした。
でも、最後にトラックが来たときは本当に恐怖でしたね。
あと100㍍くらいで抜けられると思ったその時に、明らかにトラックだとわかる「グオオオーン」という地響きのような音が後ろから迫ってくる時の恐怖。。。
「◎△$♪×¥○&%#?!」
判読不明な雄叫びを上げていました。
ちなみに、焼坂トンネルを回避できる県道320号線が海沿いを走っているのですが、現在この道路は全面通行止めになっているようですね。
四国地方道路情報提供システムを事前に調べといて良かった!
第二の難関・七子峠へ
恐怖の焼坂トンネルを抜けてしばらく進むと久礼の町中に入ります。
町中のコンビニでしばし休憩。焼坂トンネルでの気疲れを取り、この後に控える七子峠に向けてエネルギー補給しておきます。
このコンビニ前で地元のおじいちゃんとしばし談笑。コロナのお陰でパチンコに行けないと嘆いていました。この方は定期的に九州へバイクツーリングに出かけているのだとか。70歳を超えても元気。良いですね!わたしも生涯元気でいたい!
コンビニからすぐの久礼トンネルを抜けると、いよいよ七子峠に入っていきます。
七子峠に入りました。
ここから頂上までのおよそ7㌖。ずっとゆるやかな上り坂が続きます。途中、4本のトンネルがあり、いずれも歩道なしトンネルです。
事前の情報通り、緩やかな上り坂が延々と続いていきます。急な上り坂はないですね。
途中、1㌖刻みで「七子峠まであと~km」という標識があります。終わりと進捗を意識できるので、これはありがたい。
七子峠一本目のトンネル、久礼第一トンネル。長さは72㍍なのですぐに通過できます。
久礼第一トンネルを超えたすぐ先にある久礼第二トンネル。長さは82㍍なので短いです。ただし、トンネル内も上り坂。重い荷物を背負った日本一周仕様の自転車の場合、スピードが出ません。後続の車に注意して進みます。
七子峠の頂上まであと3㌔の場所まで来ました。残り半分です。
わたしは電動アシスト自転車で走っているので、この位のゆるやかな上り坂で疲れることはありません。この七子峠でわたしが怖いのは高さと車。
まず、高所恐怖症なので高い場所が苦手なのです。
こういう高い場所を通っている橋を見るだけで足がすくみます。
一番怖いのは橋を渡るときに、道路の端を通らなければいけないこと。怖くてどうしても道路の内側に寄ってしまいます。そんなときに後ろから車が来るパターンが一番の恐怖ですね。逃げ場がないですから。
気がつけばかなり高い所まで登ってきました。
七子峠3本目のトンネル、久礼第三トンネル。
このトンネルは嫌でしたねぇ。手前に長い橋があってそのままトンネルまで続いています。橋もトンネル内も上り坂。
わたしは基本的にトンネルへ入る前、後続の車が切れたタイミングで入るようにしています。そうすれば、トンネル内で車と遭遇する可能性を少しでも下げることができるからです。
でも、この久礼第三トンネルはそれができない。さすがに橋の上で止まることはできないし、上り坂でスピードも出ない。「お願いだから車が来ませんよーに!」と祈り続けて進みました。
うわぁ高い!眺めは素晴らしいけど、こ、こ、怖い。。。
七子峠最後のトンネル、久礼第四トンネル。
久礼第四トンネルもトンネル内が上り坂でした。
久礼第四トンネルを超えたらすぐに七子峠の標識が見えてきます。ここが頂上です。これで上り坂は終了。この後はゆるやかな下り坂が続いていきます。
七子峠頂上にある休憩所で記念撮影。難所を通り抜けることができた達成感、今日一日を無事に生き延びることができた安堵感でしばらくボーッとしていました。
この休憩所、ほんとに静か。心安らぎますね。
七子峠を超えたら、田園風景が広がる田舎道をひたすら下っていきます。写真ではなかなか伝わりませんが、のどかで静かな場所です。
ついに四万十町エリアに入ってきました。目的地まであと僅か。
本日の宿「ファミリーロッジ旅籠屋・四万十店」
本日の宿に到着しました。名前は「ファミリーロッジ旅籠屋・四万十店」。四万十町の町中の少し手前にあります。楽天トラベルの口コミが非常に良かったので、ここを予約しました。
外観もフロントもロビーも綺麗です。無料コーヒーサービスあり、軽朝食あり、コインランドリーあり。サービスもGood!
本日のお部屋です。かなり広い。今まで宿泊した部屋の中で一番広いと思います。多分、築浅なのかな?部屋の壁紙も床の絨毯も設備もすべて綺麗!
ただ、場所的に仕方ないのですが、虫がかなり多いですね。バッタやら昆虫やら蚊やらトンボやら、多種多様な虫がいっぱい飛んでいます。夜間は光に虫が集まるので、必然的にホテルに虫が集まってきます。
チェックイン後、シャワー浴びたり洗濯したりしたら、夜7時半を過ぎていました。周囲の飲食店はすでに店じまい。ということで、今日もコンビニ弁当です。
今日はアロエヨーグルトとホテルの無料コーヒーで〆。
本日、走行距離1,000kmを突破しました。出発から21日。ここまであっという間でした。次は2,000kmを目指します。
それではまた明日。
- 本日の走行距離:70.3km
- トータル走行距離:1001.1km
トータル走行距離にフェリーは含めず
- 本日の費用計:10,412円
食費:3,920円
宿泊費:6,192円
衣類・洗濯費:300円 - トータル費用計:231,514円
食費:96,980円
宿泊費:111,104円
交通費:10,080円
衣類・洗濯費:6,700円
日用品・医薬品費:1,265円
遊興費:410円
自転車関連費:2,680円
雑費:2,295円
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