わたしが自転車日本一周旅をするにあたって怖いと思っていることが3つあります。
- 熊との遭遇
- トンネル走行
- 自転車の故障(山間部など自転車屋が近くにない場所で)
今回は「②トンネルの走行」について。わたしが対策として装着した3つのライトについてお話します。
超高速で読み飛ばしたい方へ。わたしのトンネル対策、要約しました。
- 自転車の3ヶ所が光るようにした
- 1つ目はリアキャリアにキャットアイのOMNI3 AUTOを取り付けた。
- 2つ目はサイクリングバッグにキャットアイのTIGHTを取り付けた。
- 3つ目はハンドルにアヒルのヘッドライトを取り付けた。
- 死ぬこと以外はかすり傷。だからこそ命は大切にしよう。
自転車の3ヶ所が光るようにしました。
わたしがしたトンネル対策は3つのライトをつけることでした。正確に言うと、次の3つの箇所につけます。
- リアキャリアにテールライト
- リュックサックにテールライト
- 自転車のハンドル部分を光らせるライト
トンネル走行中は自転車のライトをつけるので4箇所とも言えますが。
3つのライトをそれぞれ紹介していきます↓↓
①リアキャリアにつけたテールライト:CATEYE OMNI3 AUTO
わたしが自転車の後方部につけたテールライトはCATEYE(キャットアイ)のOMNI3 AUTO(オムニ3オート)です。
- 自動点灯・自動消灯
- 電池の寿命が長い(350時間)
- 使用実績が多い
トンネル走行時にいちいち自転車から降りてライトをつけたり、トンネルから出たらまたライトを消してというのがちょっと面倒くさいなぁと思いました。
その点、OMNI3 AUTOは暗くなったら自動点灯し、明るくなったら自動消灯なのですごく楽。自転車の振動も検知するので、自転車を止めれば50秒後に自動消灯してくれます。
面倒くさがりのわたしにぴったりの機能です。
電源は単4電池2本。これで最長350時間も使えるので、本当にありがたいものです。基本的には夜間走行しないので、最初の電池だけで日本一周もつかもしれません。
最近はUSBなどで充電できるタイプもありますが、電池がなくなったらその場でサクッと交換できる電池式の方がわたしは好みですね。
あと、利用者が多いというのもポイント高い。他のチャリダーやAmazonなどの口コミを見ると、ほんとに多くの人がこのOMINI3 AUTOを使っているのがわかります。
今回は日本一周という長い旅になりますので、実際の利用者による裏付けのある信頼性というものを重視しました。
リアキャリアにOMNI3 AUTOを取りつけてみました
まず、前提としてわたしが使っているリアキャリアはTOPEAKのスーパーツーリストチューブラー ラック。
スーパーツーリストチューブラックはAmazonで買って、取り付けを自転車屋さんにお願いしました。私の自転車は後ろタイヤ右側のダボ穴に別の部品がついていたので、部品と一緒にリアキャリアを取り付ける自信がなかったからです。
ネットで買ったものなのに快く取り付けてくれた優しい自転車屋さんに感謝。(もちろん取り付け工賃は支払いましたよ)
→【Amazon】TOPEAKスーパー ツーリスト チューブラー ラック
このリアキャリアには標準でテールライトはついていませんが、リアキャリアの後方にテールライトをつけられるフックがあります↓↓
このフック部分にキャットアイのOMNI3 AUTOを取り付けます。取り付け方はとっても簡単!OMINI3 AUTOに付属のクリップを使います↓↓
まずは、このクリップをリアキャリアのフックに取り付けます↓↓
そして、クリップにOMNI3 AUTO本体を取り付けます↓↓
これで取り付け完了の簡単なお仕事でした。OMNI3 AUTOを光らせてみました↓↓
②リュックサックにつけたライト:CATEYE TIGHT
リュックサックにつけたテールライトはCATEYE(キャットアイ)のTIGHT(タイト)です。
- 輝度が高い
- ライトのON/OFFが手動
- クリップが標準装備
そもそも、リュックサックにテールライトをつけようと思った目的は「予備+補強」でした。
リアキャリアにつけたOMNI3 AUTOは自動認識という性質上、コンピューターが埋め込まれているわけです。コンピューターは壊れる可能性がある。
もし近くに店舗がない山道などでOMNI3 AUTOが壊れてしまったら代替手段を用意することが出来ません。そんな時にこの手動ON/OFFのTIGHTを備えていれば、OMNI3 AUTOの代替になります。
また、距離が短いトンネルや自転車が走れる歩道があるトンネルはOMNI3 AUTOだけ点灯させれば大丈夫だと思っていますが、距離が長いトンネルや、片側1車線で中央分離帯なし、歩道なし、路側帯もほとんどない、いわゆる”難所と言われるトンネル”ではこのTIGHTを点灯させます。
こうした狭いトンネルでは、車を運転するドライバーも余裕がありません。車を運転する方ならわかると思いますが、狭いトンネルは圧迫感がある上に片側1車線で中央分離帯もないので、対向車との衝突を避けるために無意識的に道路の左側に寄ってしまいます。
道路の左側、それはわたしたちチャリダーが走っている場所でもあります。
だからこそ、いつも以上に「自分はここで走ってますよー!!!」と車のドライバーにしっかりと伝わるような強い自己主張が必要です。
そこで登場するのがこのTIGHT。
難所のトンネルに入る前にTIGHTのスイッチをON!リアキャリアのOMNI3とこのTIGHTの2つを光らせることでドライバーに自分の存在を伝えるのです。
リュックサックにTIGHTを取りつけてみました
今回わたしが旅で背負っていくリュックサックはシマノのU10 サイクリングバッグです↓↓
このリュックサックはライトアタッチメントが標準装備。サイクリング専用リュックなので自転車走行時も走りやすい。
→【Amazon】シマノ U-10 10L ブラック バッグ UNZEN(雲仙)
このアタッチメントにキャットアイ TIGHTをつけます。
このクリップをリュックのライトアタッチメントに取り付けます↓↓
ここにTIGHT本体をつけます↓↓
これで取り付け完了です。
③ハンドルにつけたライト:アヒルのヘッドライト
3つ目はおまけみたいなものです。単純にデザインがかわいいので光らなくても旅の癒しになるかなぁと思って買いました。
でも、自転車の後ろ側だけでなく、前側のハンドル周辺も光ることで全方位的に光っているという安心感はありますね。
これを自転車のハンドルにつけます↓↓
ライトを点灯させない時はオブジェですね。プロペラが風を切ってクルクル回ってくれることを期待しています。
ただし、これは激安のヘッドライトです。耐久性は保証できませんw
3つのライトをすべて光らせてみた
どうでしょう?悪くないんじゃないですか?
これだけ光っていれば、ちゃんと前方を見ている自動車ドライバーなら気がついてくれるはず。
最後に
「備えあれば憂いなし」
ということわざがあります。事前にしっかりと準備していれば、いざという時に困らないという意味ですよね。
自転車日本一周旅もしっかり準備をしたいところですが、その一方で準備を完璧にしすぎないところに旅の面白さがあったります。
自転車日本一周旅はある意味、”流浪の旅”とも言えます。風の吹くまま気の向くままに旅をし、困ったことがあればその場で対処する。足りないものがあれば足りない時に補充し、物がなければ知恵を絞って運用回避する。
行雲流水、天馬行空のごとく自由奔放に旅をするのが醍醐味なのである。わたしもそう思います。
でも、備えをしなかったことによる「憂い」は2種類あると思うのです。
- 取り返しのつく憂い
- 取り返しのつかない憂い
取り返しのつく憂いとは、「洋服が足りなかったー」とか、「道を調べずに行ったら道間違えたぁぁ」とか。
「お金が足りなくなった!」というのも取り返しがつきますよね。旅先でアルバイトをすればいいし、最近ではネットで稼ぐこともできます。最悪、一度中断して家に帰りお金を貯めてから再出発すればいいのです。
では、取り返しのつかない憂いとは何か?
それは命です。
死んでしまったらお終いです。これだけは取り返しがつきません。逆に言えば”死ぬこと以外はかすり傷”なのです。
今回のトンネル対策をしなかったことによる被害は、「取り返しのつかない憂い」に入るとわたしは思っています。
もちろん、何の対策もしないからといって必ず死ぬわけではありません。普通に考えればトンネルで車に轢かれる可能性の方が低いでしょう。でも、対策をしなければ車に轢かれる可能性は確実に上がります。そして、車に轢かれたら死ぬ可能性はそれなりに高いと思います。
だからこそ、取り返しのつかない憂い=命に関わることについては十分すぎる対策をした方がいいと強く思うのです。
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