こんにちは、TAKADAです。
本日は四国の最南端、足摺岬へ行きます。当初は自転車で行く予定でしたが、今朝起きてから体調が芳しくなく、疲労が溜まっている感じ。この体調で炎天下の中、足摺岬の峠を超えていくのは難しいと判断。
敢えなくバスで行くことにしました。
▶翌日の記録 【26日目】宇和島へ。最高の四万十川沿いライド
◀前日の記録 【24日目】四万十市中村に滞在。自転車ガレージのあるホテルに感激
今朝の朝食
宿泊先のホテルサンリバー四万十は、和朝食、洋朝食、カツオのたたき丼、卵かけご飯の4種類から選べる朝食。わたしは和朝食をチョイス。
品数が多く、栄養バランスが取れていそう。個人的にはカツオのたたきとスイカがあったのが良かったですね。
中村駅から足摺岬行きのバスに乗る
中村から足摺岬へ公共交通機関で行く方法はただ一つ。それは路線バスです。高知西南交通から中村駅発・足摺岬行きの路線バスが1時間に1本程度出ています。
ということで、中村駅に行き、路線バスに乗ります。
どうせガラガラに空いているだろうと思いきや、それなりに乗客がいました。
土佐清水や足摺エリアには電車が走っていません。このエリアに住む高齢者にとってバスが重要な交通インフラになっているのでしょう。
それでも都市部と比べたらバスの利用客は圧倒的に少ない。地方のバス会社ってどうやって儲けてるのだろう?と思っていましたが、すでに補助金で公的支援を受けている状況だと言われていますね。
バスは電車のない地域の重要な生活インフラだから、儲からないから止めます、というわけにはいかないのだろうと思います。
さすがバス。坂道も山道もトンネルもグイグイ進んでいき、あっという間に土佐清水市に入りました。
旧県道27号線の峠道が鬼畜すぎた件
土佐清水の町を超えました。このまま足摺岬へ普通の道路を通っていくのだろうと思っていましたが、バスは旧国道へ。
旧国道からは道の狭い集落を通り始めます。確かに市民の生活インフラになっているわけだから、こうした集落を通っていくのがバスの努め。そりゃそうだよなぁーなんて思っていました。最初は。
バスは徐々に山深い場所に入っていきます。道路もかなり狭い。
道はさらに狭くなっていき、バスが1台やっと通れるくらいの峠道に。
へッ!?
超ギリギリ!!
いやいや崖側は断崖絶壁なんですけど…。少しでも道を踏み外したら海へ真っ逆さまなんですけど…。高所恐怖症にとっては拷問のような景色が続いてるんですけど…。
怖いなら見なければいいやん!…それでも見てしまうのが人の性。ダメだ、吐きそう。
道路全体の写真が撮れなかったので、グーグルストリートビューの画像をのせておきます↓↓
これ、、、普通の車で走るのも怖いですよ。崖側は海ですから。。。
見通しが悪い場所もかなりたくさんあります。ミラーがない場所もあるので、運転手さんは何度もクラクションを鳴らしていました。
対向車が来たらどうするんだろう?
そう思っていたら、3回だけ対向車が来ました。そのうち、2回は車が退避できるだけのスペースがあったので、片方が退避スペースで停止、もう一方が先に進むことで問題ありませんでした。
最後の1回はお互い退避するスペースがない場所でご対面。
この場合はどちらかが退避できるスペースまで下がるしかありませんね。断崖絶壁の細く曲がりくねった峠道を何十メートルもバックするのってかなり大変。見ている私が冷や汗出てきました。
こんな鬼畜な道路を毎日走っているバスの運転手さん。ほんとに凄い。冬場は暗くなるのが早いから、怖いだろうなぁ。
雪とか降ったらどうするんだろう?
運転手さんは熟練で慣れているとは思います。相当な腕前の方が運転していると思います。それでも何が起こるかわからないのが運転というもの。バスの運転手さんが上手でも、対向車が下手くそだったら危ない。こりゃ命がけですな。
鬼畜な道路を20分くらい走ったでしょうか?やっと峠道を抜けて足摺岬のバス停に到着。私は冷や汗びっしょり。運転してないのに。
いやぁ、私の人生で断トツ最恐のバス体験でした。これ以上すごい道走ってるバスあるのかな??
ちなみに、バスが走ったのは旧県道27号線。
足摺岬へ向かう普通の車は基本的に旧道を通りません。この峠道を通らず、長いトンネルを抜けていく新しい県道27号線があります。普通の車はこちらを走ります。
後で調べてわかったのですが、中村駅⇔足摺岬の直通バスはすべて旧県道を走るルート。直通バスではなく、中村駅から土佐清水で一度下車して、土佐清水⇔足摺岬間を走るバスに乗り換えると、この鬼畜なルートを通らないバスに乗ることができます。
足摺岬を観光
まずは四国最南端の碑へ。自転車で来られなかったのが何とも残念ですが、まぁ仕方ないですね。
ジョン万次郎こと中浜万次郎像。
幕末から明治維新にかけて活躍した元土佐藩士。アメリカ合衆国に初めて上陸した日本人であり、蒸気船や鉄道に初めて乗った日本人でもある。アメリカから帰国後は坂本龍馬らに影響を与え、土佐藩の政治に影響を与え、日米和親条約の平和的締結に尽力した人物。
現在の高知県土佐清水市中浜出身です。
ジョン万次郎像の奥にある階段を登ると展望台があります。
展望台に出ると太平洋を一望できます。いやぁ雄大ですねぇ。そして海が青くて綺麗。
展望台から灯台が見えます。凄い崖。これぞ圧巻の景色。
展望台から降りて、観光案内所のおじさんから四国最南端足摺岬到達署名書をいただきます。
その後、おじさんとしばし会話。「足摺岬に来たら金剛福寺に行っとかな」と言われたので、金剛福寺へ。
金剛福寺はジョン万次郎像からすぐの場所にあります。立派なお寺です。
お寺の中にあるもの一つ一つが本当に立派。
お寺内の池も道路も建物も綺麗。しっかりと管理されている証ですね。
本殿だと思われる所で多くの人がお参りをしていました。
ひと通り見たのでそろそろ帰ろうと思ってバスの時刻表をCheck。そしたら次のバスはなんと2時間後。
正確には1時間後なのですが、1時間後のバスはあの鬼畜道を通るバス。もう一度あのバスに乗る勇気がない。高所恐怖症にとって生き地獄のようなルート。まぁ運転するのは私ではないですし、目をつぶって寝てればいいのですが。。。
鬼畜道を通らないルートのバスが足摺岬→土佐清水間で発着しています。そのバスに乗るためには2時間待たなければいけません。
ということで、足摺岬にあるお土産屋&食堂「足摺グランドレスト」で昼食を食べることに。
頼んだのはカツ丼とアイスコーヒー。ここでお腹を満たし、バスの出発時間まで待ちます。
帰り道も一瞬だけ峠道を走ることもありましたが、ほとんどが通常の範囲内の道路。行きの道に比べたら天国です。
帰りは土佐清水でバスを乗り換え、そこから中村駅前まで戻りました。結局、ホテルに戻ったは夕方。
明日は中村を出発し、四万十川沿いの道路を経由して、宇和島に向かいます。今後のルートを調べたら、宇和島から八幡浜へのルートが難所になっている模様。
今夜は明日の出発に備えて早く寝たいと思います。
それではまた明日。
- 本日の走行距離:0km
- トータル走行距離:1160.9km
トータル走行距離にフェリーは含めず。
- 本日の費用計:10,460円
食費:3,245円
宿泊費:3,215円
交通費:4,000円 - トータル費用計:269,517円
食費:114,908円
宿泊費:126,479円
交通費:14,080円
衣類・洗濯費:7,400円
日用品・医薬品費:1,265円
遊興費:410円
自転車関連費:2,680円
雑費:2,295円
コメント