こんにちは。
本日は鹿児島市に滞在し、バスで知覧特攻平和会館に行きます。
知覧は太平洋戦争で、神風特攻隊が出撃した飛行場だった場所。ここでは知覧飛行場から出撃して戦死された隊員の日記や遺書、当時の写真や遺品などが展示されています。
私が今回の九州一周旅をするにあたってぜひ行ってみたかった場所の一つ。ただし、知覧は山の中の盆地にあるので自転車旅ではなかなか行きにくい。
「だったら鹿児島市に滞在したときにバスで行けばいいじゃない」
そう思い、今日に至った次第です。
ということで、鹿児島中央駅前から知覧行きのバスに乗り込みます。
普通の路線バスなので目的地までは1時間半もかかります。
鹿児島から峠を越えた先にあるのが知覧です。キツイ登り坂をずーっと登り続けていきます。この知覧峠を自転車で登るのは相当キツい。
普通にヒルクライムになるので、重い荷物を載せながら行くのは非現実的。やっぱりバスにしといて良かったと思いました。
終点の知覧特攻会館入り口で降りて、会館へ向かいます。
私と同じバスに乗った何組かが同じように平和会館へ向かって歩いていました。
特攻平和会館の入り口には、零戦や特攻隊の歌の石碑があります。
特攻隊員が寝泊まりした三角兵舎もありました。
各地から集まった隊員は2、3日後に沖縄の空へ飛び立つのですが、それまでの間ここで過ごし、前夜にはここで壮行会が開かれたり、この部屋で遺書を書いたと書かれていました。
特攻平和会館に入ってきました。およそ2時間ほどここで見学をしたり話を聞いたりしました。館内は撮影禁止なので写真をまったく撮っていません。
やっぱり私も涙が止まりませんでした。
死んでいった隊員すべての遺影や遺書、日記、遺品、ここで過ごした時の写真、隊員たちが飛び立つ時の写真を一つ一つ見ていきました。
家族や両親に対する感謝の気持ち、祖国を思う気持ち、残された妻や子どもたちへの願い、祖国や家族のために死んでいく誇り。
死んでいった402名の隊員は、20歳前後の若者が多かったそう。
彼らの健気な気持ちの屈託のない笑顔を見ていると、自然と涙が溢れてしまいます。
この思いを言葉にするのは難しいけど、本当に来て良かったと思います。
鹿児島に戻ったあとは、桜島と鹿児島市内を一望できる城山公園展望台へ。
歩いて登ったので大変だったけど、頂上からの眺めは素晴らしいの一言。しかも風がピューピュー吹き込んできて気持ちいい場所ですね。
観光客は日本人半分、外国人半分といったろころでしょうか。この後も何人も観光客が訪れていました。
今日は知覧特攻平和会館と城山公園展望台を見た1日でしたが、2つとも良くてとても満足。明日も鹿児島市に滞在する予定です。
それではまた。
本日の走行距離は0km。使ったお金は10,518円。
コメント